「はああああっ!ていっ!!」
二人の強烈なパンチが敵に命中する。

しかし敵は怯みながらも二人に反撃を仕掛ける。

「ここで決めよう。」
「うんっ。」
二人は必殺技を繰り出した。

「パラレルッアルティメットエクスプロージョン!!」
「ぐわああああっ!!」
二人の必殺技が敵に命中すると敵はその場に倒れた。

そして二人は変身を解くと雷慈とエレナに戻った。

家に帰り、二人は自室の襖を開けた。

ガラッ

「!?」
二人は襖を開けるなり驚いた。

何とそこには見慣れない少女がいたのだ。容態はエレナより小柄でピンクの髪の両側を二つ結びで纏め、頭に白色のうさ耳リボンを着けており、両側に深いスリットが入った青色のワンピースを着てその上からグレーのロングカーデを羽織りバンダナを肩掛け風に首巻きにしたいかにも属性だらけの少女だった。
雷慈は突然の出来事に驚く。すると
「マリナ!」
「お姉ちゃん。」
何と少女はエレナの妹のマリナだったのだ。
「マリナ、何勝手にこっちの世界に来てんの!」
エレナはマリナに問う。
「だって自分だけこっちの世界に行くなんてずるいじゃん。」
マリナはこう答えた。

「とにかくあんたはまだ小学生なんだから元の世界に帰りなさい!」
エレナはマリナを元の世界に帰そうとするが、マリナは必至に抵抗する。
「嫌よ!あたしも雷兄と一緒にいたい〜っ!!」
マリナは涙目になって拒む。
(何かまずい事になって来たな。)
予想外の事態に雷慈は冷や汗が止まらなかった。すると

襖が開くと同時に廊下と鏡から二人ずつ現れた。廊下から現れたのは雷慈の父優人と母の照美で鏡から現れたのはエレナとマリナの父豪太と母の雅子だ。
一同は客間に集まり、話し合った。

話し合いの末エレナはマリナの移住に反対したものの、全員マリナに賛成した事とマリナが雷慈を気に入っていた事でエレナは最終的に折れて移住を認めたのであった。

終わり

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